
Audyssey BassXTとAudyssey ABXの効果
Audyssey BassXT(オーディシー ベース XT)は、入力信号を正確にモニターし、すべての音量レベルに対してスピーカードライバーの動作範囲を安全な限界点ぎりぎりまで広げます。
Audyssey BassXTが搭載されているシステムでは、小さなウーファーからは大きな低音、大きなウーファーからはさらに大きな低音を再生することが可能です。
Audyssey ABX(オーディシー ABX)はテレビに内蔵されているような小さなスピーカー向けに開発された低音増強技術です。スピーカーに最適な補正と人間の聴覚特性を組み合わせ、入力信号を正確にモニターし低音を増強します。
設置面積の観点から小さなサブウーファーが求められていますが、一方で小さなサブウーファーでは重低音再生が非常に難しくなります。従来は、低い周波数帯域まで再生させる場合、大きなドライバーを大きなエンクロージャー(ボックス)に搭載するしか方法がありませんでした。Audyssey BassXTはリアルタイムに低い周波数帯域の信号をモニターし、スピーカーの動作可能範囲内で最大に駆動させることで小さなスピーカードライバーとエンクロージャーでも非常に低い周波数の低音再生を可能にします。
スピーカーシステムが開発される段階で、Audysseyはスピーカーやオーディオシステムを開発しているメーカーと共にサブウーファーやフルレンジスピーカーの正確な特性モデルを作成します。このモデルによりAudyssey BassXTは入力信号のレベルと周波数特性を正確にモニタリングすることが可能になります。
入力信号は常にモニターされる為、小さな入力の信号に対しても大きな入力の信号に対してもドライバーの再生能力は最大限近くまで拡張されます。
結果、今までと同じサイズのスピーカーシステムにおいてもより豊かな低音再生が可能になります。

同じサイズのサブウーハーを使用し、3つのボリュームレベルでの低音再生特性例
それぞれのボリュームレベルにおいて、Audyssey BassXTはより低い音域まで再生することで低周波数帯域の特性を拡張しています。
他のAudysseyテクノロジーとの相乗効果
一般的な低域拡張技術は低域を持ち上げるだけのベースブーストで、低周波数の再生帯域を拡張しているわけではありません。さらに、それぞれのスピーカーに対して最適化されていません。Audyssey BassXTとAudyssey ABXは各システムの低域を拡張する為、特別に調整されています。
Audyssey BassXTとAudyssey ABXはAudyssey Dynamic EQ(ラウドネスコントロール技術)とAudysseyのコア技術であるMultEQ(音場補正技術)と共に動作するように設計されています。
Audyssey MultEQは適切な補正フィルタを作成し、Audyssey Dynamic EQはAudyssey MultEQが提供する音圧レベル情報を基に適切なラウドネス係数を作成します。そしてAudyssey BassXTとAudyssey ABXはAudyssey Dynamic EQからのリアルタイムのラウドネス係数情報を利用し、システムの低音再生能力を最大限に拡張します。

